「ブルームーン」
秋も近い夏の夕暮れどき
西日が あなたの影をつくる
コテージの白いチェアーに腰をかけて
気持ちよさそうに瞳をとじるあなた
渚から さわやかな風が吹いてくる
サラサラとあなたの髪をなびかせる
長いまつげのむこうで見る夢は
どんな世界が広がっているのかしら
あなたの寝顔を
ずっとこんな瞬間を
私だけのものにできたら素敵なのに…
夢見る季節は風の色が変わっても
果てしなく続いていくの
そして私はあなたがうたたねから覚めるまで
隣でブルームーンのカクテルをのみながら
青い静かな夜に光る月をながめて
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