「キンモクセイ」
庭に咲いているキンモクセイ
キンモクセイの甘い香りが
風に揺れながら
遠くのおもいでを思い出させる
そういつだっけ
毎朝学校に行く時の
通学路の道にも
キンモクセイの木が
たくさんはえていたっけ
風が吹くたびに
甘酸っぱいキンモクセイの香りが
いつも漂っていたっけなぁ
晴れの日も
曇りの日も
雨の日でもいい匂いがしてた
キンモクセイのちいさな花が散っても
わずかなキンモクセイの枝に残った花には
まだ香りが残っていた
いたずらな北風が残りの花をさらっていった瞬間
私を取り囲む空気に冬を感じ始めた
庭に咲いているキンモクセイ
キンモクセイの甘い香りが
わたしはとってもスキ・・・
来年もまた咲いてね
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