「めぐりゆく日々に」
「夕映えに願った
あの日の夢が叶うといいね」
なつかしいあなたの見慣れていた文字が並んだ絵葉書
いつかにはさんだ本のあいだからでてきました
あの頃は若すぎて
いたずらに傷つけあってばかりの二人
夢のかたらい
幸せすぎる時間は まばたきのように過ぎ
ある日突然「ゴメン…」の言葉
遠くなる背中には何も言えず
ただ悲しんで泣くばかりの日々
強くなれよと
時の流れが私を大人に変えてゆく
いろんな人と出会いながら
やさしさと痛みを覚えていくの
このいくつもの扉ひらきながら
春めいて 夏めいて 秋めいて 冬めいて
めぐりめぐる季節に きらめきとときめきを感じて…
遠いいつの日か覚まさない眠りにつく瞬間に
嬉しかったこと悲しかったこと たくさんの思い出に包まれて
みんなそれぞれの人たちと逢えたことを笑顔で思いだせたら
それがなにより素敵な私の人生…
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