「無 題」
透明な空気を知らない子供たち
真っ青な空を知らない子供たち
かわいそうに・・・
かわいそうに・・・
昔はこの街も自然でいっぱいだったのに
ねぇキミたちは
どれだけの星々を見たことがあるのだろう
きっとてのひらに…ううん指先にのっかるほどの
パラパラとした星しかみたことがないのかもしれないね
今の子供たちは
花屋さんで売っている花しか知らない
おもちゃ屋さんで売っている遊びしか知らない
本当はもっと素敵なものが
たくさんたくさんあったのに
学校で教わる勉強だけが勉強じゃなくて
数学や英語がどんなにできても
夢がなきゃ人生は寂しい
この言葉の意味を
どれだけわかってくれるのだろう
もっともっと大切に大事にしなきゃいけないものに
気づいてほしい
時代の流れって悲しいね
大切なものを少しずつみんな奪いとっていく
明日もそうなのだろうか
きっとそうだろう
そして哀しい子供がまた一人と…増えていく
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