「下町のプリンス」
慌しい騒音に悩まされ続けている僕
あぁ勉強や彼女ができないのは そのせいではないけれど
すべて何かのせいにしてしまいたいんだ
してしまいたいんだ…
不用品に囲まれて悩まされ続けている僕
でも粗大ゴミ置き場へと足がむいて なぜだか拾ってしまう
これもあれだって まだまだ使えるんだ
まだ使えるんだ…
重いまぶたを伏せれば
夢は無限大に広がるのさ
いつでもこの場所では
僕は大勢の女の子の喝采を浴びる
下町のプリンス
だけど本当は貧乏で彼女なしで
僕の心を癒してくれるのは
叶うはずもない無限の夢たちなのさ |