「スター」
あなたはいつもそこにいるのに
私はそばを通り過ぎる一瞬の流星にすらなれないの
どんなに苦しく熱い胸の中(うち)を伝えたくても
言葉すら音にもならずに あなたには届かない
まるでそれはおとぎ話の人魚姫みたいね
はかない想いはいつか泡となり
誰にも気づかれずに消えてしまう
でもあなたというスターを知る事ができた私は幸せ
だからいつも大空というスクリーンの中で光り輝いていて
あなたという星がいつだって
私の願いを叶えてくれているの
あなたの輝きが幸せの形なら
私は蒼い月夜の下の海に泳ぐ人魚でいい
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